さすがグラミー賞作品!
このCDはグラミー賞を受賞する以前から欲しいと思っていました。B'zの松本孝弘は言うまでもないですが、ラリーカールトンの演奏に興味があったからです。
ラリーカールトンをご存知ない方が多いのでは?私はエレキギター歴34年ですが、エレキギターを始めて目標にしたギタリストの一人がラリーカールトンでした。その代表作が動画の「夜の彷徨」で、その中の「ROOM335」は、これが弾けたら大ヒーローと言われたくらいの名曲です。この曲は非常にポップで楽しい曲調ですが、彼の持ち味はブルースですね。黒人ギタリストのように泥臭くはなく、洗練された調子で弾いています。このCDのような感じが彼の色なんです。彼はギブソンのES335という中が半空洞になっているギターを愛用していることから「Mr.335」と呼ばれています。
そのようなラリーカールトン色の強いCDの中で、もう一人のカールトンのような演奏を聞かせてくれるのが松本孝弘なのですが、B'zの時とはまったく違った奏法なので驚きました。これまではエネルギッシュな演奏しか知りませんでしたが、この人は何でも弾けるんですね。歪ませずにコンプレッサーだけでとても官能的な演奏をしています。ラリーカールトンに少し遠慮しているのか、アルバム全体のカラーを計算しているのか、カールトンとは息がぴったり合っています。最初の曲、JAZZY BULLETS (多分一発録音だと思いますが)を聞いただけで、二人がトップクラスのギタリストだとわかりますし、さすがプロ!という演奏です。
近年、この手の良いアルバムが無かっただけに、グラミー賞受賞は嬉しいですね。最近増えているギターキッズたちにも是非参考にして欲しいです。コピーはちょっと無理かもしれませんが、気に入ったフレーズだけでも自分のものにするとこれまでとは違ったアドリブができるようになるでしょう。
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