北方版水滸伝の続編

大雑把に言うと、水滸伝は革命を描いた小説だと思います。 続編に当たる楊令伝は、革命に失敗した梁山泊が新たな革命を起こすにあたって“ビジョンを伴った革命は政治・経済の方法論を確立しなければならない”というところに踏み込んだ(そういう意味では)リアルな小説だと思います。 その分、物語が進むにつれ、水滸伝の様な派手さは失われて、ゼロからシステムを構築する難しさや政治の駆け引きのような‘地味だけど重要なこと’が描かれていきますが、登場人物の活躍の場も戦ではなくなっていくのが寂しかったりしますね。 とはいえ、この創造力は凄いの一言につきます。