驚くようなテクニックではない

ニセ占い師の会話トリックを逆手にとって、健全なコミュニケーションに活用するためのテクニックを紹介した本です。 読みやすく、1時間程度で読み終わってしまいます。 書かれていることは、いたってシンプルで、「ストックスピール」「UVS」「RHS」「スイッチバック」などと、テクニック名をつけてはいるもの、驚くようなテクニックではありません。 本文中に紹介されている実例も、少し都合が良すぎるように感じます。 ひとつのテクニックとして、意識して使ってみるのと、それを知らずに実践しているのとでは、効果に差が出てくることは確かでしょうが、散々テクニックを説明した後に、「テクニックではなく、スペシャルなひとりとして相手に接することが重要」という結論に結び付けるのは、いかがなものでしょうか? それを体験するためのテクニックということであれば、かえってテクニックが邪魔になるのではないかと思いました。