『オトメン(乙男)』も第7巻になりました。少し飽きてきた自分と、連載をリアルタイムで読んでいて今後の展開を楽しみにしているもう一人の自分がいます(笑) この第7巻は1月発売の予定が3月発売に延びたので、私はてっきり「ザ花とゆめ」2008年3月号掲載の番外編(16P)と「別冊 花とゆめ」8月号付録の『ガラスのオトメン』あるいは『飛鳥のシンデレラ・ナイト』を採録するための調整かと思ったんですが、本編のみの採録でした。 特に「ザ花」掲載の番外編は、飛鳥がりょうちゃんを好きになったのが「一目惚れ」で、説得力の点でやや弱かったんですが、これを読んで何故彼女を好きになったのか納得できるものがあったので是非単行本に採録して欲しいですね。 さて、第7巻はハウストとファッキンボーンの対バン勝負で、「兄とは闘えない」と言うハナマサの代わりに飛鳥が変装してステージに立つ処からです。 本当のハナマサが気弱な男だと知って失望する有明を、多武峰が誰しも表の顔と裏の顔を持っている、貴様は常に自らの本性をさらけ出して生きていけるとでも言うのか?と一喝するシーンがまず重要でしょう。 「本当の自分を隠している」という点では飛鳥だけでなく、ハナマサも多武峰も充太も「オトメン(乙男)」であるわけです。 他人を騙し、自分をも騙しているという「葛藤」がこの作品の軸になっているので合宿所に出る男嫌いの女の霊のエピソードはちょっと余計だったかなと思います。好きな人にどう思われているのか不安になるという点で幽霊と飛鳥が解り合うわけですが、「霊(ホラー)」にする必要はなかったような気もします。 その次の回から幸花ジュエル=充太のエピソードです。 現在正体を隠して少女漫画家として活躍している充太の初恋の相手からファンレターが届きます。 読者の要望でサイン会を開催しますが、例え本人に会えたとしても充太は女装。伝えたい想いを伝えることはできるのか? そして展開がちょっとバタバタするんですが、その後飛鳥とりょうの恋の進展がメインになります。