いやー、痛かったです…

崎谷作品にしては、かつてないバイオレンス風味。そしてシリアスです。 受けは17才の高校生。序盤は同級生からイジメのターゲットにされて暴行されまくりで気分が沈む…。そこへ弁護士の攻めが登場して受けが助けられるのかと思いきや、そうでもなく、受けはその後も酷い目に遭い続けます。一時、ぶっ倒れた受けを攻めのマンションに置くものの、誰も信じない受けの性格と大切な人に迷惑をかけたくない意地から、受けは出て行ってしまうので、又してもバイオレンスが続きます。受けの家庭も崩壊していて、父親の暴力と性的虐待の日々。 追い詰められていく受けは毎夜、黒い塊を磨いて終結の日を思い浮かべている…。 良かった所は、攻めのアシスタントのマサルと受けの泣ける友情シーン。攻めと一緒になって受けを助けてくれた人たちが皆いい人で、これからの受けの人生に希望が見え、温かさが感じられます。21才も年上の攻めが17才の同性との恋に戸惑いながらも、強い愛で受けを癒していくのはカッコ良いし、対人関係のトラウマを抱えながらも攻めを好きになっていく受けは可愛いかった。バイオレンスの連続の中に、二人が恋に落ちていく様子が散りばめられていて、それは楽しめました。 こんな感じで、イジメ暴行、家庭内暴力、性的虐待、拉致監禁、強姦もありますので、苦手な方はご注意を。 何でも平気よ!という方はぜひどうぞ。全体的には上手くまとめられた読み物だと思います。