東京・恵比寿にあるバーを主舞台に、6人の男女による恋愛を描いた群像劇。著者自身、恵比寿でバーを経営しており、占い師でもあるらしいから、相談に乗ったあれこれの例をもとに小説を書いたのだろう。連作掌編といった形。地の文では比喩、あるいはひねりのきいた文章が洒落ている。台詞も最近のお笑い芸人より遙かに面白い。だからどうなの、という内容ではあるものの、これからの小説は、こんな形もアリなんだろう。暇つぶしにはいい。