新型コロナが終息しない今だからこそ、歴史から学ぶべき事柄がある。江戸時代以前は、ウイルス感染の科学的な対応力が低く、国=藩での対応もまちまち。維新によって統一国家となった日本で流行したスペイン風邪について、著者の恩師・速水融の研究成果をベースに、市井の民、皇室・政府高官、文学者の日記を含めた感染記録を検証。現在の日本は、民主国家であるが故に感染症対策が後手に回っている? 民主主義的資本主義の中では、感染対策と経済対策を交互に強弱させて、コロナの収束を図らなくてはならないのだろうか?