価値

連続殺人を犯し、しかし僅かな年月の差で少年犯罪にジャンル分けされたため論議を呼んだ、永山則夫元死刑囚。ここから文学、ひいては様々な文化、哲学、思想に目覚めていくわけだが、本書に文学的価値があるのではない。元死刑囚の心の揺れ、そして、少年犯罪の厳罰化のもとにもなった永山基準を考える上で貴重な一冊。