硬派なガンダム外伝

ジオンが確保するサイド4宙域を舞台に、コロニーの残骸に潜むジオンの狙撃部隊「リビング・デッド師団」とその排除を目的とした連邦軍「ムーア同胞団」の局地戦を描く一年戦争外伝。それぞれに背景をもった両陣営の兵士たちに均しくスポットをあてた「伝統的なガンダムらしさ」がオールドファンには嬉しく、今後の展開に期待。 そして太田垣デザインの骨太なモビルスーツと兵装が新鮮。戦艦内での生活描写でも実用性が考慮された細かいギミックを仕込み、それをさも当然のように扱わせることでSF的なリアリティを感じさせ、楽しませてくれる。 ガンプラ箱のような表紙イラストで最初からネタバレしているが、太田垣版の試作フルアーマーガンダムが重武装でかなり格好いい。 劇画とマンガとアメコミのいいとこ取りしたようなコントラストの強い絵柄も個人的に好みです。