シンプルライフが生んだレシピ本

大原照子先生は私が物心ついた頃からテレビの料理番組で活躍されていましたが、最近はシンプルライフ系のご著書で有名です。こちらは「少ないもので豊かに暮らす」というコンセプトに則って著されたお菓子作りの本です。 イギリスに留学されていた影響で、レシピはパウンドケーキと同じ、小麦粉、バター、砂糖、卵といったお家にある材料と手順で作るヴィクトリアンケーキが基本になっています。このケーキをベースにフルーツやチョコが入ったり、野菜を入れてケークサレ風になったりとバリエーションが広がっています。 パンも載っていますが、イースト使用ではなく、ソーダブレッドで発酵不要、スコーンのように手軽に出来ます。 主な使用器具は18cmのエンゼル型とボウルで、器具だけでなく、材料も出来るだけシンプルにと、膨張剤もソーダブレッドであってもベーキングパウダーのみを使うようになっています。 こちらの本は発行されて20年以上経っており、私自身、当時は焼きっぱなしの素朴な内容と仕上がりにあまりひかれなかったのですが、最近は子供のおやつとして、こういったレシピを重宝するようになり、購入に至りました。 お菓子作りのハードルを上げるのは、作成手順が複雑、材料や器具が多い、またそれらの価格が高く、入手が困難といったことがあげられますが、こちらの本はそういったややこしさは皆無です。お菓子作りの初心者にはうってつけだと思います。また、ケーキ作りはある程度知っていて、毎日のおかず作りの傍らで、ご飯を炊くような感覚でケーキを焼きたい人にもぴったりだと思います。 大原先生のシンプルライフが感じられるロングセラーのケーキ本、毎日のおやつに友達を招いてのお茶の時間に役立っています。