日本に移り住んだ外国人

独特の視点と思考から紡ぎ出される食紀行は、東日本大震災という歴史的な災害と同時期という偶然も重なり、深みのある作品に仕上がった。在日外国人の普段の食事に焦点を当てたことで、その国の思想、日本観が伝わってくる。成田のタイ寺院は、行こうと思えばすぐ行ける場所にあるのに、全く知らなかった。館林のイスラム・ハラーム、鶴見のブラジル料理もそそられる。「移民」に違和感を覚える欧州人がいたが、著者の言わんとすることも理解できる。外国人が(日本人も)住みやすい日本であってほしいと言う著者に同感!