「二百十日」は会話主体で読みやすい分、周辺の描写が抑えられているため、主人公二人の関係性や二人を取り巻く状況がやや判り難い点もありますが、ユーモラスな結末に思わずニヤリ。「二百十日」の発展したものと思われる「野分」は、道也(どうや)先生の演説シーンが圧巻。そして、少し物悲しくもヒューマニティ溢れる結末が印象的です。