物足りない

畑村洋太郎先生の「失敗学のすすめ」を読んで、他にも失敗事例集が無いかと探して、行き当たったのがこの本です。タイトルから「組織行動」に焦点を当てているようで、私のニーズに合っていましたので購入しました。 1~3章までは事例が具体的で分かりやすく、その背景も丁寧に書かれていて、良かったと思います。ただ、「はじめに」にもあるとおり、「失敗学のすすめ」を読んでいない人が対象のようで、内容的に似通った部分がちらほら。 一方、4、5章の事例は具体性に欠け、分析も浅いように感じました。筆者の職業から、勝手に、一般には広く知られていないような材料で分析してくれるのを期待していただけに、残念でした。 読み物としては、読みやすくて良かったので、筆者のいうとおり、普段理系の本は読まないという方には良いかも分かりません。 しかし、実用書を期待した者には、物足りなかったのが正直なところです。