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文豪たちの怪しい宴
鯨統一郎の作品では歴史談義の方が好みだが、文学談義もまあまあ面白かった。また各話のタイトルが井上陽水の作品を連想させて、作者の遊び心を感じた。ただ宮田六郎が奇抜な見解を述べて話が進むのは以前の作品と同じだが、作者が亡くなっている文学作品が相手では検証が困難で、歴史談義ほどの納得感はなかった。とはいえ違った観点からの解釈は興味を引いたので、続編も近いうちに読んでみたい。
孤高の放浪人マッキー
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文豪たちの怪しい宴
23
3.38
討論会からの帰り道、ふと立ち寄ったバー〈スリーバレー〉。そこでの女性バーテンダーとの会話から、彼女が日ごろから感じていた夏目漱石の『こころ』に関する疑問点を論議する羽目に。文学部教授である私が、こんな場末のバーで講義することになるとは。しかも、途中からやってきた宮田という男は、あろうことか『こころ』を○×小説と断言したことで議論は白熱し……。さらに太宰治『走れメロス』、宮澤賢治『銀河鉄道の夜』、芥川龍之介『藪の中』のあれやこれやと、“鯨流”文学談義で贈る、文庫創刊60周年書き下ろし最新作。
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