物語のクライマックス、最強の楯(塞王)と至高の矛(砲仙)の直接対決にはワクワクしたし、それに至る大津城攻防戦も読み応えがあった。 また天賦の才を持った二人の職人の能力を、遺憾なく発揮させた蛍大名と西国無双は、タイプは全く異なるが魅力的な人だった。 そして史実通りに物語を違和感なく終結させた、作者の力量は素晴らしい。
イクサガミで初めてこの作者の小説を知ったが、非常に面白かったので、続けて直木賞受賞作を読む事にした。 最初から引き込まれて(一乗谷は昨年観光で訪れた事もあり感慨深い)一気に読み終えてしまった。楯と矛の話は、現代の核兵器にも繋がり考えさせられる。また石垣職人が主人公の物語は、建築を学んだ者として興味深かった。京極高次や初も意外な人物像で好きになってしまった。 天賦の才を持った技術者同士の対決がどうなるか、下巻を読むのが楽しみでしかたがない。
いやー面白かった。息もつかせぬ展開、多彩で魅力的な登場人物、色々と疑問点(日本の長を殺すのが目的の眠がなぜ蠱毒に参加していたのかetc)は残るが、それを補って余りある魅力が詰まっている。Netflixがドラマ化するのも納得の小説だ。巻頭の蠱毒参加者名簿など粋な計らいもある。 次巻で終わってしまうのは残念だが、どの様な結末を迎えるのか続きが待ち遠しい。
幻刀斎の正体は予想の範囲内だったが、四蔵とは顔見知りなのになぜ天龍寺で行動を起こさなかったかは謎。 仏生寺弥助は蠱毒の参加者かと思っていたので意外な展開。刀弥が今後どう絡んでくるのか気になる。 黒幕が判明したが、まだ裏があるかもしれない。物語が大きく動き出し、今後がますます楽しみになってきた。
他の書籍を検索していた時に偶然目に付き購入した。登場人物が個性的で展開も早く、読み出すと止まらない面白さがあり一気に読み終えてしまった。久し振りに次巻が待ち遠しい物語だ。
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塞王の楯 下
物語のクライマックス、最強の楯(塞王)と至高の矛(砲仙)の直接対決にはワクワクしたし、それに至る大津城攻防戦も読み応えがあった。 また天賦の才を持った二人の職人の能力を、遺憾なく発揮させた蛍大名と西国無双は、タイプは全く異なるが魅力的な人だった。 そして史実通りに物語を違和感なく終結させた、作者の力量は素晴らしい。
塞王の楯 上
イクサガミで初めてこの作者の小説を知ったが、非常に面白かったので、続けて直木賞受賞作を読む事にした。 最初から引き込まれて(一乗谷は昨年観光で訪れた事もあり感慨深い)一気に読み終えてしまった。楯と矛の話は、現代の核兵器にも繋がり考えさせられる。また石垣職人が主人公の物語は、建築を学んだ者として興味深かった。京極高次や初も意外な人物像で好きになってしまった。 天賦の才を持った技術者同士の対決がどうなるか、下巻を読むのが楽しみでしかたがない。
イクサガミ 人
いやー面白かった。息もつかせぬ展開、多彩で魅力的な登場人物、色々と疑問点(日本の長を殺すのが目的の眠がなぜ蠱毒に参加していたのかetc)は残るが、それを補って余りある魅力が詰まっている。Netflixがドラマ化するのも納得の小説だ。巻頭の蠱毒参加者名簿など粋な計らいもある。 次巻で終わってしまうのは残念だが、どの様な結末を迎えるのか続きが待ち遠しい。
イクサガミ 地
幻刀斎の正体は予想の範囲内だったが、四蔵とは顔見知りなのになぜ天龍寺で行動を起こさなかったかは謎。 仏生寺弥助は蠱毒の参加者かと思っていたので意外な展開。刀弥が今後どう絡んでくるのか気になる。 黒幕が判明したが、まだ裏があるかもしれない。物語が大きく動き出し、今後がますます楽しみになってきた。
イクサガミ 天
他の書籍を検索していた時に偶然目に付き購入した。登場人物が個性的で展開も早く、読み出すと止まらない面白さがあり一気に読み終えてしまった。久し振りに次巻が待ち遠しい物語だ。