歴史物ととるか伝記物ととるかw

当著書、「陽だまりの樹」については、学生時代からタイトルだけは知っており、装丁などから幕末・明治維新を舞台にした話ではないか位しか想像できなかったのであるが、三十路を越えやっと読むことが出来た次第である。 所有がこんなに遅くなったのは、古書店での相場が高く、矢張り流通も手塚治虫氏の他の長編代表作である「火の鳥」「ブラックジャック」等に比べると格段に見かける機会もなかったの理由の一つである。(尚、現在でも古書店での相場は高めw) 現在、まだ2巻目位にさしかかったところであるが、内容としては幕末から明治維新にかけての一介の医者・侍の生涯にフォーカスを当てたものであり、伊藤博文や緒方洪庵等の史実上の有名人も登場する。 驚いたことに、手塚治虫氏の作品は流石にコンプは出来ていないモノの、かなり持っているのであるが、この著で氏の曾祖父も医者であった事を初めて知った。 また、その手塚良仙が医学史でも登場するような人物で有り、牛痘接種の分野についての貢献が多大にあったことは言葉も出ないほどであった。 まあ、あまりの内容についての言及はネタバレにになるので、その代わりにフォーマットの話を些か付け足しておくことにするが、この文庫本の後に新装丁のものが存在している。 ただ、表紙は異なり、全巻揃えると割高になる割には何故かそのシリーズも文庫版のようであるので個人的にはこちらのセレクトした次第。(単行本だと確かに迷ったことになった気はするがw) 尚、この文庫版は初版は1995年であるが、全巻手元に届いたのは2012年の重版であったので、紙質や表紙などはかなり綺麗だった。 その辺りで購入を迷われておられる方は、安心して購入しても差し支えないと思う。