一番オススメできるランニングの本です。
この本は、一般的なランニングの常識とかなり異なる内容が書かれています。その為「作者の自説」「独特な理論」と受け取る方も多いと思いまが、かなりの部分正しいです。
人間の体の構造と実際のランナーの動きを詳細に分析し、ランニングのバイオメカニクスを説明しています。その根拠となる資料やデータも出しています。本の中で腕振りに関しても私自身わからない点がありましたが、調べてみると確かにその通りで、物理的に正しかったです。
既存のランニング本というのは、ランニング理論の根拠となる資料やデータ示さず、人間の体の構造を無視した本が多いです。一例ですが「拇趾球から着地する」という理論は、人間の足の構造を勉強したことがある人なら有り得ないとすぐに分かるのですが、有名ランニング解説者がそう言っているので、ランニングの常識になってしまっています。むしろ足のケガを助長する走り方です。
この本では、常識となっているランニング理論について否定的な言い方をしていますので、読む人は違和感や嫌悪感を持つかもしれません。しかしこれも自説が正しいことを証明するために書いているのではなく、常識ランニング理論がランニングにとってマイナスだから指摘しています。つまり体に良くない走り方です。
この本の通りフォームを直せば「ミッドフット」か「フォアフット」になります。作者は、フォアフット走法についても正確に分析しています。この走法は、誰にでもできます。
一方、この本の欠点としては、真面目に分析をしている為、専門用語がやや多い、理屈っぽい、分かりづらいかも、文字が多くて本も厚い。一回読んだだけでは、理解できないし、覚えきれないです。だからこそ「教科書」と言えると思います。
最後に、この本の通りにフォームを変えても「楽に走れる」とは限りません。多分、体がギクシャクするだろうし、違和感を持ったまま走るのではないかと思います。しかしそれで正解です。フォーム改善とはそういうものです。
「BORN TO RUN」という有名な本にフォーム改善の記述があります。
「フォーム改善に取組んで、相手が走りやすいと言ったら、失敗である。それは何も変わっていないことを意味する。」
フォーム改善が身につけば、楽に走れて、ケガも減ります。
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