本書は11章からなる。日本やアメリカを別にすると,主に地政学的に不安定な(だった)国家の紙幣について,紙幣のはなしをきっかけに,その国の不安定要因の歴史的な解説がなされている。非常に読みやすい。ボスニア・ヘルツェゴビナ,ミャンマー,北朝鮮,リビア,イラン,イラク,ギリシャ,シリア難民キャンプなどなど,短いエピソードだが,簡潔に要点が記載され勉強になった。