満足しました!
上下巻の切ないお話です。どういえば良いのか迷うお話ですね。読んで満足感もありますし、いろんな終わり方もあるでしょうが、これはこれでひとつの終わり方、なのかなと思います。
タイトルから予想できる通りなのですが、それだけではない内容ですね。
本当にこんな話は、はじめて読みました。
福太(わんこ攻?)の前に突然姿を見せた昔は、近所に住んでいた葵(受)兄ちゃんです。
はっきりと一言で言ってしまえばショタものですね。昔は年上の頼れる幼馴染みのお兄さんが、昔のまま若い姿で突然現れるところから始まります。
違和感を覚えつつ、二人っきりで過ごす蜜月に大切なことに目を背けたまま、どんどん溺れていってしまう。どうして葵は昔の姿のままなのか?本当は気づいているのに?
そしてそれに続く言葉が明かす事実を福太は最も恐れていたからこそ、葵を閉じ込め、二人で過ごし、他人が入れないようにしていたんでしょうね。
非常に切なく痛々しい純愛のお話でした。
自分で閉じ込めて、忘れていた記憶を取り戻した福太の壊れっぷり非常にが怖くて、恐ろしいです。
非常に悲しい結末でしたが、最後にああしてでも葵兄ちゃんを取り戻すことができて、福太は幸せだったに違いないでしょう。二人には、そうでしか幸せに一緒に居られる道はなかったので、幸せはそれぞれなのかなと。
全体的に暗いストーリーなので、人によっては重くて、苦しいと思うかもしれません。
もう少し甘いイチャイチャのシーンがあれば良かったのかもしれませんが、この話はこのままで良かったのかと思います。
この先生の作品はいつも、読んでいます。
絵も綺麗で読みやすかったですし。違う作品ももっと読んでみたいな、と思いました。
あんな悲しい形で二人とも終わろうとも、もう二度と二人は引き離されることなく、永遠に一緒にいられるはずです。二人は幸せですね。
心中するまで、待っててね。
タイトルに込められた思いが、読み終えた後にずっと残る。そんな話でした。
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