デビュー後、雑誌掲載2本目作品との事。

約9年前の雑誌掲載後、2003年に他社から出版された「恋はあせらず」の加筆改稿版(222P)+書き下ろし続編(113P)。崎谷作品らしいボリュームです(笑)。二十歳の美大生の攻めと、五歳年上のたおやか美人リーマン受けのカップリング。爽やかで男前な容姿をあざとく使って厭世的な内面をごまかして生きる遊び人でバイの攻めが、ノン気の天然系美人受けに本気で惚れて、あれこれ頑張って恋人になるまでのラブスト。本編はスタンダードな展開のBL。むしろ書き下ろしの続編が良かったです。年下の恋人である攻めとのモラルの差によるスレ違いがどうしようもなく苦しくなり、とうとう受けは別れを切り出すんですが、その長めの会話、というより受けの語り調のシーンが切なくてとてもいいです。効果的にラストのハッピーエンドを盛り上げてましたね。タカツキノボル先生のイラストもキャラに合ってて楽しめましたよ。