もはやマンネリの美学
文庫本版で15巻、単行本だと23巻ですか? これだけ短編で続けてゆき、これだけの質を留めている事自体がもはや驚異です。マンネリしない方が不思議ですが、それでも尚、ここまで読ませるのですから、力量如何ばかりかと恐れ入ります。主人公、飯嶋律の家庭での物語と、それとは離れた物語がちょうど相半ばの量で含まれているのも良いです。時折、ちょっと筋が分からなくなるのも相変わらずで、まだ、人物の描き分けがあまり出来ない処が余計話をややこしくしている部分も否めないと思うのですが、そういう謂わば短所を鑑みても、やはりこれだけの話を描き続けておられる事に敬意を表します。面白いです。
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