楽しみにしていた中野先生の「クリムトと黄昏のハプスブルク」 黄昏時のハプスブルクは今の日本に少し重なる気がする。 金箔を多用した時代のクリムトの絵画は、もうすぐ沈むハプスブルクによくマッチしているような、ミスマッチのような。この本で初見のバイロスの「かわいいカタツムリ」はちょっと衝撃を受けた。タコと女性が絡む春画を初めてみたときと同じ感想が思い浮かんだ。インターネットがない時代の方が想像力が豊かだと。