左翼っぽ~いのだったら嫌だなあと思っていたけど、思想的な訴えはまったくなく、ただ時代設定がたまたま戦時中だった、というような。しかし言葉遣いが美しい。長野まゆみ的な美しさは勿論、英霊の遺書などに見るような端正な言葉遣いが、良い!長野まゆみの書く女性が苦手ですが、この本の主人公はいやらしさがなくて好印象。ボーイズラブ要素もゼロ。白玉の泡蒸し・・・食べたい。夏になると読みたくなる、古き良き日本の美しさと長野まゆみの言葉の美しさを感じる本でした。