集う騎士、逝く騎士 それぞれの話

前巻で魔法使いアニムスが登場、対する夕日たち獣の騎士団も集結して敵味方揃い踏みとなったわけですが、この巻では一度に何人も新登場した騎士たちの紹介がメインになっています。 彼らの一人一人、性格はもちろん戦いに臨む姿勢、願い事の使い方などがそれぞれ違っていますが、いずれもしっかりキャラクターが立っているのでこれらの絡みがどんな話を生み出すのか期待が持てます。 また、前巻で泥人形と戦って死んだと会話の中にあった師匠ことカジキマグロの騎士・秋谷稲近の話がこの間の終わりに出てきます。読む時のお楽しみのため詳しいことは書きませんが、ずっと昔から自分の死ぬ日を知っていた秋谷が、いかに弟子2人に未来を託して死んでいったかのくだりは実にかっこいいです。作者がこの話にいかに力を入れて描いたかが、見ていてはっきり感じられました。