動物とくらしている人には特におすすめ

獣医師である著者の病院では、かならず「患者」に対しても「問診」を行うそうです。 実際、ペット自身の言葉が理解できたらどんなによいか、と思う場面は多いですが、 その方法も、本書では紹介されています。 インコと暮らす家族に送ったところ、 「この先生に診てもらいたい」との感想でした。 小鳥には、原因や治療法がよくわかっていない病気が多く、 医者には診せているものの、やはり原因とかよくわからないそうで。 こういうばあい、「気功」みたいなものは、もしかしたら有効なのではないか、と話していたのですが、著者は、まさにそういう治療方法をとっています。 今まで動物と話す人の本は何冊か読みましたが、 「誰にでもできる」といいつつも、方法についてはあまり詳しく触れていません。 というか、触れていてもスピリチュアルな要素が強いために、そういう感覚を持ち合わせない私には、今いち実践的な感じがしなかったのかもしれません。 この著者の場合は、獣医師ならではの視点かもしれませんが、動物のしぐさなども手がかりに、コミュニケートする方法や実際に自分で訓練する方法なども詳しく、とっかかりやすく紹介しています。 おそらくはこの本での紹介はあくまで「とっかかり」なのでしょうが、これを参考にするだけで「アニマルコミュニケーターになれる!」 という人も...それでも、中にはいるかもしれません。 なぜそう思ったかというと、 紹介されている方法も、基本は、 「愛情深く、忍耐強く、注意深く、動物を観察する」ことで、飼い主ならば、多少とも誰でもやっていることがベースになっているからです。 試してみる価値は十分ある、と思いました。 少なくとも、動物と同居している人、動物の気持ちを理解したい人には、かなり有意義な情報が載っています。 お勧めです。