妻を探す鶏に仮託して、東日本大震災の被災地を訪ねる作者。鶏の目が切れ長で、独特の雰囲気を醸し出す。発災から5ヶ月後の岩手県釜石市と大槌町からこの物語は始まる。絵だけを見れば、何気ない風景だったり、震災遺構になるような津波の爪痕だったり。時々「雄鶏を探せ」みたいに、小さな小さな鶏を描く遊び心が楽しい。