本当にあった怖くて、そして最後は爽快な話

かぼちゃの馬車事件とは静岡の地銀スルガ銀行が悪徳不動産業者と結託してシェアハウス「かぼちゃの馬車」への融資にあたって組織的不正を行った結果、被害者1200人以上、2035億円以上の被害総額を生んでしまった国内金融史上最悪の事件の一つです。 不動産投資の成功者の本はたくさん存在しますが、失敗してしまったときはどうするのかについて言及している書籍を私は見たことがありません。そして本書は実際にこの事件で人生の大失敗をしたあとリカバーした人たちの話です。 主人公は悪徳銀行と悪徳不動産業者に騙されます。でも騙されていたことに気が付くと協力してくれる弁護士や助けあう仲間を見つけて次第に自分を騙した相手を追い詰めていきます。途中仲間割れや数々の困難に立ち向かいながら最後は驚くような方法で勝利を手にします。 実話ですがそこら辺の映画よりスリリングだし、登場人物たちが実在の人物ということもあり一人一人の背景が語られているシーンなどでは読んでいて感情移入してしまい何度か途中で泣きそうになりました。 ニュースで詐欺の報道はよく聞いても、その被害にあってしまった人達のその後についてはよく知らなかったし、何故被害にあってしまうのかという心理について「私は賢いor慎重だから」「私は関係がないから」といって切り捨ててしまうのは勿体ないと気づかされました。 これから不動産投資を始めようと思っている人、既に始めたけれどもっと成功したい、もしかしたら自分もと感じている人、何かの投資を始めようを思っている人、これから社会へ出る人、この大不況の日本に住む以上は詐欺を避けて自分や大切な人を守るための知識は必須ですので是非、手に取っていただきたいと思いました。