ネタバレは避けます

一巻を気に入って、以降は発売予告時からお気に入りに入れて追いかけています。 通常、コージーミステリーは一巻でキャラクターの大きな秘密がわかってしまったり(秘密の能力とか、実は王子様でした!といった正体等)、ロマンスが成就してしまったりして(まぁ、読者層として女性を狙っているでしょうし)、巻を追うごとに当初の面白さがなくなっていくシリーズが多いです。しかし、こちらはその逆で巻を追うにつれて面白さと読みごたえが加速しています。 その要因の一つは、やはりキャラクターや人間模様が、着実に成長している点でしょう。特に、グウェンの再生と自立の物語ともいえましょう。「ロニーのために」という護符があれば、時にアイリスを青ざめさせるくらい無鉄砲な無双状態に突入です。ヒロイン二人だけでなく、彼らを取り巻く人々も、それぞれにキャラクターとして同じくらいのインパクトで立っています。 作者がヒロインに自己投影しがちなコージーミステリーにしては、珍しい距離感だなぁ、と思って読み進めていたところ、あとがきでやっと謎が解けました。タイトルで宣言したようにネタバレは避けます。ぜひ本作を手に取ってご自身でご確認ください。