進路 進むべき…道 将来 未来

第8巻、表面だけ読むとただのコメディのようですが意外と大切なことを描いてますね。 キャラクター一人々々が色々と楽しくて魅力的なんですが担任の先生(繭子大先生様)も意外と面白い。 慊人にふられ、B(ブラック)になって暴れていたはつ春。 イマモ マダ キヅキタクナイ キモチニ フタヲスル そして新登場のりっちゃんさんこと利津は申で、女装してるけど本当は男(温泉行った時の女将さんの子)。 「すみませんすみません私は本当にいつも…周りに迷惑をかけないと生きていけない人間なんですわかってるんです私はもう息をしているだけでも申し訳ない事くらい紙袋の底がぬけたのも私如きが訪問するその厚かましさに対する啓示だとごめんなさい…っ世界中の皆さんにあやまります訪問してごめんなさいぃぃぃ!!」(笑) ただ、彼がそこまで自分を責めるのには理由があるんですね。そして「女装」にも。 対して透の母の「良かった 透を産んで良かった 透が存在(いる)からあたし毎日笑って生きてけんだ」が対照的です。 透は本当に母親に愛されて育った子ですね。最近になって「幼児期に虐待された子は自分が親になった時また自分の子を虐待するようになる」なんて指摘されるようになったけど、「愛情」を注がれて育った透だから辛い宿命を背負った十二支の人々とも互いに愛される関係を築く事ができるんだと思います。 「一緒にたこ焼き 食べられたら嬉しいなぁ……」 そして学校では夏休み明けに進路希望に関する三者面談です。 透君は誰に来てもらうのでしょうか? 夾は実の父のように慕っている師匠・藉真さんですね。験かつぎのようなものだったから髪を切ったと言う藉真。 「もう切っても 誰かさんは大丈夫な気がしてね」 だが夾も由希も透も自分の中に「迷い」がありますね。猫憑きとか関係なく、高校卒業前には揺れるものでしょうが。 病室のリンに対する、燈路の「あきらめないんだね」と云う台詞が気になります。