★は3つ半~で。

タイトルから連想した内容とは違ってました。タイトルを見て「企み系の昼ドラ風味」かなと思ったんですが、「ほのぼの人情ドラマ系、青春チック隠し味」でした。攻めはヤクザですがヤクザものらしさは殆ど無いです。 黒いスーツをぴしりと身に着けた真面目でカタブツ税理士の受けは、攻めの中古車店に雇われる。そのテキトーな経営に、父の死にまつわるトラウマをいまだに抱えている受けは怒りを覚える。そして、ヤクザの落ちこぼれのような過去をもつ攻めと従業員の4人に、経理の仕事を厳しく指導していく。それぞれワケありの従業員たちから煙たがられる受けだったが、攻めは何かと優しくて、いつしか攻めに惹かれていく自分の気持ちに受けは戸惑うのだが…。 ヤクザの落ちこぼれ組に冷静に激を飛ばし、ヤクザらしくさせていく(?)先生のような受けと、おっとりとした中にも鋭さを隠し持つ、大人の色気の漂う着物姿の攻めとのラブストです。経理事務の指導や、浴衣で夏祭り…など、地味目な展開ではありますが、終盤では人情シーンにうるっときました。攻めに押し倒されてHしたあとも、受けは黒衣のままシャキッとしていて、「立派なヤクザになったら甘い言葉のひとつでも」みたいな感じなのも返って良かったし、そこが受けの可愛いところなんだと認めている攻めもカッコ良かった。 前、前々作の「駄目っ子インキュパス」や「愛のカレー」が好みの方には楽しめるかと思います。 (この作家さんの、ほのぼの系ではない個性的な初期作品がお好きな方には若干物足りないかも…)