マフィア加入1年後の中也の強さ優しさ
長いです。ある短い期間の出来事ではあるけれども作者の書きたいことを凡そ入れると、こんなに長編。中也と太宰、16歳。15歳編の1年後。中也がマフィアに入るきっかけの一因となった出自の疑問について解き明かされます。倒しても倒しても相手は巨大化する為に戦闘シーンがなかなか終わらないのが少年漫画あるあるですが、そういうのは余り興味がない私は、すっ飛ばしたかったですが、頭の中で映像化されて入ってきたので、まぁ読みにくいことはなく、アニメ観ていたお陰です。作者は宇宙学も化学も科学も好きで色々取り込みたかったのでしょう。中也は人間なのか?人工物なのか。前半の太宰の「あれほど僕を嫌うのは」と言うことや、仲間を思い、死者を悼み、優しく諦めない意思の強さ、決して生まれてこなければ良かったなどとは思わないところから確定できます。よほど太宰の方が孤独や闇で覆われていて、作戦や仕事は優秀だが組織の人間の末端は計算で事を進める為の駒の存在でしかなく、犠牲も露とも思わない面が。最終的に手の打ちようが無いと言った太宰に対して「まだ、できることがある」と立ち向かう中也を感心しています。恐らく、この戦いで中也から影響を受け、軽口叩き合いながらも信頼度は増し、双黒となっていった背景も垣間見ることができますね。私的にはどのような作品であれ、人体実験なるものは酷く辛い。人間の残酷さも描かれています。そこは本当に辛かった。中也、良き善き!
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