自意識「姥皮」視点の的確さ

前作に当たる「美人とは何か」で展開した各論のうち、日本女性特有の自意識を「姥皮」と名づけ、あらゆる事象をその観点で掘り下げています。 女性の間で出過ぎないように「姥皮」を被り思いっきり三枚目を演じるものの、女子校など女子だけ文化の中ではそれが通じても、一歩外に出ると男性たちには姥皮が通じない悲哀や、姥皮文化に縛られない男性たちは、中年の醜男でも(美を標準にすると)分不相応に自信満々・・・とか、実生活でも何となく不思議なまま受け入れていたことが合点が行き、さすが鋭い、慧眼だわ、と納得させられました。