社会主義という言葉が否定的な響きで定着した感のある時代に、レーニンの帝国主義論が新訳で登場したのにはいささか驚いた。しかも、訳者が防衛大学教授という、レーニンとは立場が異なると想像される人であるこにも驚かされた。 訳者があとがきで述べているように、ソ連という資本主義の対抗する国がなくなり、むき出しの資本主義になる時代に、レーニンを読み直すことは無駄ではないかもしれない。