ハンカチかティッシュをご用意下さい
もう涙なしには読めませんよ。
帯に
9年目の最新刊!!
とありますが、第2巻最後の第8話が花とゆめステップ増刊平成11年5月1日号、第3巻には第9話(別冊花とゆめ平成18年10月号)、第10話(同平成19年12月号)と第11話(同平成20年7月号)が採録されてるので描かれた時期でも8年+の間があり、その間に高尾さんの漫画家としての力量がかなり上がっているのでこの3話は第2巻と比較するとかなり魅力的になってます(もちろん過去の作品も素敵だけど)。
嵐と静の顔立ちが少し変わってますね。
第9話はかつてどんな難病も治す奇跡の手を持っていた大和と、虐待され壊れかけながらも彼の記憶を持っていたいと15年間彼を待ち続けていた子型機械人形のマリアの話です。
消えゆく力に不安を抱きながら父の金づるにさせられていた大和、周囲のアンドロイドが「奥様」に虐待され壊されてゆくのを目の当たりにしながら徐々に心を病んでいったマリア、大和がその遺産を相続したいのは力が消えて治してあげる事のできず、更にその治療費を父親が持ち逃げし
「遺産」とは「壊れた後も価値のある自分の体そのもの」_
第10話は桃香とアンドロイド史、この人形と機械の間に芽生えた「恋」です。
既に結婚の決まった桃香、自分の役目は七日後に終わると知る史。
史は桃香が好き、桃香も史が好き、でも人間の自分とアンドロイドの史で「恋」はできるのか?
人を害さない人形は人間のような「勝手な」感情を表せない。だから自分は史といると自分だけ「淋しく」なってしまう_
結婚式当日、桃香が「何でもきいてやるよ」と言われたお願いは、
ヴァージンロードを史にゆずること_
この上を歩く間だけ自分を彼のものにしてくれと言う桃香。
第11話のアーサーとマリーの話が別花7月号で読んだ最新作。もうポロポロ泣いちゃったよ。29世紀のニューヨーク、病弱な木細工職人アーサーとマリーの元に居た2体の子型機械人形。
「…いっそ死にたい」と言ったアーサーをマリーがひっぱたくシーン、こういうの私弱いんだよ。雑誌で既に読んでるのに何度読んでも泣いてしまう。
この第11話だけ私は雑誌でリアルタイムで読んだんですが、雑誌掲載時には扉込み73枚だったのが最後の「さみしいときには」→「こころのなかで愛を唱えて」を見開きにしてページ数を増やしてあります。
しばらく品切が続いていた第2巻も増刷されました。
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