ぐいぐい引き込まれて、一気読み。
見事な「トライアングル・ラブ・サスペンス」BLでした。
いわゆる記憶喪失モノなんですが、描き方が上手くてキャラ立ちも良いので、ドキドキしながら謎解きをするように一気に読んでしまいました。
ある晩、高校二年生の受けは学校の階段で転落事故に遭う。受けが病院で目覚めると、幼馴染みの同級生である攻めが心配そうに受けを見つめていて、自分が三ケ月間の記憶を失くしていると分かり、愕然とする。結局、記憶は戻らぬまま退院して学校に通い始めたものの、今度は男にムリやり抱かれる夢に夜ごと苦しめられるようになる。「記憶を失くした三ケ月の間に一体なにがあったのか?」「自分を強姦した犯人は誰なのか?」なぜか過剰なまでに受けの世話を焼こうとする幼馴染みの攻めに不振を持ち始めた受けだったが、記憶の断片から三年生の生徒会長にも疑惑が湧き、文化祭を機に急接近されてしまう。果たして消えた記憶の真相は?!
攻めは優秀だけれど無口で無愛想、でも受けにだけは時折、執着めいた態度をとる。受けは至って普通だけれど優しくてよく気が付くタイプ。二年前に攻めの言動に傷つき、劣等感を持ってからというもの、攻めの前では素直になれずにいる。三年生の生徒会長は何かにつけテキトーな態度なのに、人望があって頭が切れる魅力的なイケメン眼鏡。
いや~、ハラハラ、ドキドキ、面白かったです。その分、甘さや切なさはラストの方にかたまりますが、濃い目です。真相が分かり、うるっときた後のHシーンでは、二人のキャラの変化にギャップ萌え…。
暗すぎず、重すぎないので読み易いと思います。興味のある方はぜひどうぞ。高久尚子さんのイラストも、繊細な感じで良かったです。
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