「最後」の新聞とは、最後に“成功”した新聞ということであり、いまでこそサッカーファンに圧倒的に支持されている「EL GORAZO」というサッカー専門新聞紙の誕生秘話でもあります。 然しそれだけに留まらず自分の夢を叶える、実現するプロセスについてもビジネス書として読み解くこともできる1冊です。 情熱は人の心を動かすことができる唯一無二の武器であることも教えてくれる内容です。 実は【EL GORAZO】の当初の発行元はJR時刻表発行元である「交通新聞社」でした。仕事上の取引先である交通新聞社の部長と同行されていた著者である山田泰氏とも面識があり、パイロット版を頂いたこともありました。 そこで疑問に思ったのは「何故、交通新聞社がサッカー専門新聞なのか?」という単純なものでした。 然し、山田泰氏は緻密な戦略を持ってこの事業に正対していたのでした。 理由は「KIOSKという駅売りの販売チャネルを抑えているから」でした。 なるほど!このサッカー専門誌のコンセプトに大いに賛同した後、その後すぐに電話で日本スポーツ振興くじ勤務の知人に電話を掛け、広告枠を勝ってもらうようにお願いしました。 また、販売当時はバーコードがなく、このまままではコンビニではおいてもらえないというアドバイスを施し、発売当初は週3回夕刊だったものが、のちに朝刊化となり、更に宅配化してからは私はずっと宅配に切り替えています。 また新聞記事という特性から発売後の記事はほぼ無料となるために、大手コンビニチェーンのサッカーメールマガジンをエルゴラッソ編集部に業務委託することによってサッカーメールマガジンのクオリティを上げることに成功したこともありました。 全国展開はまだまだ遠いのでしょうが、確実にJリーグサポータの心を捉え、サッカーのある生活=EL GORAZOのある生活でもあります。 駅売りのピンク色の新聞を見掛けたら、是非手に取ってみて欲しい「最後」の新聞です。