第3巻を待ちわびてます

そこは 魂の宿る 人形の在る館 喜怒哀楽を 兼ね備え 人と暮らす そんな 人形を求め ここを訪れた 者は言う 双子の人形師の手より 生まれる人形の 動きだす様(さま)は さながら 昔(いにしえ)の 幻術のようである と 実は残念なことに第2巻が絶版で、amazonのユーズドで状態「良い」を注文してあります。 明日届くと思いますのでとりあえず第1巻の感想を。 高尾滋さんに関しては非公式のファンサイトのような物も存在せず情報があまりないんですが、『人形芝居』第1巻は初の単行本で、「花とゆめ」平成8年7号に掲載された16枚の第1話が商業誌に描いた第1作目なのかもしれません(後書きに「歌姫」と云う作品を描いたとありましたが)。 第1巻には「花とゆめ」平成8年7号掲載の第1話、平成9年11号掲載の第2話、平成10年「花とゆめステップ増刊」1/15号掲載の第3話、同年ステップ増刊6/25号掲載の第4話と「花とゆめ」平成9年1号掲載の読み切り「雪語り春待ち」(16枚)が掲載されてます。 この、言葉ではどうにも巧く伝わらない、切なく、そしてあまりにも優しい物語を綴る「高尾滋」と云う少女漫画家を私が知ったきっかけは『スロップマンションにお帰り』 舞台は西暦28XX年(第1話には「二八〇四年」とありますが人形師の「静」と「嵐」も人形=アンドロイドなので第2話以降は「28XX年」です)、西関東砂漠の中心に喜怒哀楽を兼ね揃えた機械人形(アンドロイド)を斡旋する、静と嵐の人形館(ドールハウス)が存在した_ 人口増加に伴う「一家一子法」により生じる一人っ子には兄弟を、身よりのない老人や外部との交流のとれぬ病人には話し相手を。 第2話は兄妹型契約の話です。 第3話は少し長めの60枚。 第4話は病気で死んでしまった父が娘・リエの為に残してくれた母親役の人形・散音(チルネ)が養育費のために遊郭に売られてしまったことを巡る悶着。 最後の読み切りの「雪語り春待ち」もいいですよー。 まだ完結していないお話なので第3巻の刊行と、第2巻の再版を待ちましょう。