筆力

エッセイと帯にあり、著者もあとがきに、そう説明しているが、むしろ日記に近い。もちろんエッセイは本音で事実を書くものだが、今ひとつ言いたいことが伝わってこない。映像人間にはよくあることで、日本語の文章が稚拙なのだ。映像でどこまで語るかが勝負の世界に居ると、どうしても言葉が疎かになる。片仮名が多すぎるのも難点。166ページの変換ミス、167ページの打ちミスも頂けない。編集者、校閲担当の怠慢でもある。