花弁の一片に過ぎなくても

常に猜疑の中心に居た彼女の、凄惨で痛切に満ちた過去。仲間との戦いに我が身をすり減らしながらひたすらに彼女を護り続ける彼の祈り。かみ合わず擦れ違っていく筈だった両者の思いが重なる時、最悪の罠とその詳細は明らかとなる。冒頭で描かれた彼女の色の無い相貌が胸を刺す。