よみごたえあり
■筒井康隆氏の初期短篇集である。
■筒井康隆氏は本書の巻頭に3人の弟さんたちへの献辞をおいている。感慨ぶかくみえるものである。
■ぜんぶで9作品がおさめられているが、筒井康隆氏のすべての作品集の例にもれず本書においても全作品が一定の水準をみたしており、どれもよみごたえがある。
■僭越ながら当方の1おしは『お紺昇天』である。
■また、『チューリップ・チューリップ』などは、なぜこの作品にこの題がつけられているのか、どうよんでもサッパリわけがわからず、まことにくびをひねるばかりであり、そんな種類のたのしみ方をもたらしてもくれるというかたちにつくられている。これもまた筒井康隆氏のサービス精神というべきであろうか。■
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