久々の漂流物

1991年年末年始に起こったヨット転覆、漂流事件。 27日間にわたり太平洋を漂流した筆者のリアリティに満ちた内容。 水分の取り方、たまたま捕えた食べ物、自暴自棄になる仲間、 色々な内容が詰まっている。 何個かの判断ミスが重なった結果と思うと、「こうしていれば…」 と感じる箇所も多数あり、事故を未然に防ぐ方法も考えさせられる。 発見されてから、どんどん生き返ってくる感じが素晴らしい。 しいて言うなら、漂流物の小説にあるような現場のにおい感が 少ないと思う。筆者がとても現実的な人と自己評価されていらっしゃるので そういうところもあるかもしれない。