作劇の妙。

とても上手な作劇です。 それまでの台詞の一つ一つが活かされて、IHのゴールを迎えます。 「坂道君が勝てたのは、主人公だから......」という意見もあるようですが、そういう人は、読み込みが不足しています。 一番大切なのは、坂道君にとって、初めてのレースで、何も知らないというコトが、最大の武器だったわけです。 経験者なら、手嶋に「100人抜け」と言われても、それが、どれだけ大変な事かを理解できますが、初心者であるが故、単純にそれを実行で移せる強みがあったわけです。 ゴールの時も、坂道君は、勝利を目指したわけではなく、自分たちのチームのジャージを、一番最初にゴールに届けることを考えていました。 金城の言葉を、実行しようとしただけのようです。 勝ったというよりは、自分の責任を果たしたという感じです。 作劇としては、とても良くできていると思います。 この後、どうなっていくかは、ちょっと不安ですが...... 重い自転車に体が馴れている人間が、軽い自転車にすぐに対応できるのか? とか、色々あるので。