とても上手な作劇です。 それまでの台詞の一つ一つが活かされて、IHのゴールを迎えます。 「坂道君が勝てたのは、主人公だから......」という意見もあるようですが、そういう人は、読み込みが不足しています。 一番大切なのは、坂道君にとって、初めてのレースで、何も知らないというコトが、最大の武器だったわけです。 経験者なら、手嶋に「100人抜け」と言われても、それが、どれだけ大変な事かを理解できますが、初心者であるが故、単純にそれを実行で移せる強みがあったわけです。 ゴールの時も、坂道君は、勝利を目指したわけではなく、自分たちのチームのジャージを、一番最初にゴールに届けることを考えていました。 金城の言葉を、実行しようとしただけのようです。 勝ったというよりは、自分の責任を果たしたという感じです。 作劇としては、とても良くできていると思います。 この後、どうなっていくかは、ちょっと不安ですが...... 重い自転車に体が馴れている人間が、軽い自転車にすぐに対応できるのか? とか、色々あるので。
謎です。これまでなら、真波がどういうモノを背負っているのかを描かれるはずなんですが、ほとのどありません。描かれているのは、箱根学園に入ってからのばかりです。次巻まで、引っ張る気のようです。残り500メートルで、次巻に譲りますが、真波山岳の過去編になりそうな不安が......。次で、決着するんでしょうか? とても不安です。
御堂筋VS真波の始まりです。そこで、御堂筋くんの目から見た真波の姿が描かれていきます。御堂筋くん自身も、2日目までの御堂筋くんから変わっているんですが、御堂筋くんと真波の本質が一緒なのが、怖いです。途中から、坂道が加わりますが......
御堂筋くんと今泉の戦いに決着がつく時が来ました。そうは言っても、このIHの中でのですが、作中、対人関係の変化で、呼び方が変わるんですが、京都伏見の場合、3日目の初めに、それが訪れます。チーム内の呼び方が、御堂筋くんが入部前のモノに戻っています。それは、御堂筋くんの中でも同じで、石垣に呼び捨てをされても、気にしなくなっています。いろいろな場面で、同じことが見られます。荒北と坂道の場合が顕著ですが、この本では、御堂筋くんの成長という形で、綴られていきます。
表紙でわかるように、真波山岳が出てきます。荒北にそそのかされて、巻島の偵察に行くのですが、そこでの、坂道との再会が物語を大きく動かしていきます。後半は、IH出場を巡っての、2年生との戦いになるのですが、ここで坂道にとって、重要な人物が登場します。作者の作劇の特徴かと思うんですが、この本では、この先の流れを変える伏線が、いくつか提示されてるので、濃い1冊になっています。
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弱虫ペダル(27)
とても上手な作劇です。 それまでの台詞の一つ一つが活かされて、IHのゴールを迎えます。 「坂道君が勝てたのは、主人公だから......」という意見もあるようですが、そういう人は、読み込みが不足しています。 一番大切なのは、坂道君にとって、初めてのレースで、何も知らないというコトが、最大の武器だったわけです。 経験者なら、手嶋に「100人抜け」と言われても、それが、どれだけ大変な事かを理解できますが、初心者であるが故、単純にそれを実行で移せる強みがあったわけです。 ゴールの時も、坂道君は、勝利を目指したわけではなく、自分たちのチームのジャージを、一番最初にゴールに届けることを考えていました。 金城の言葉を、実行しようとしただけのようです。 勝ったというよりは、自分の責任を果たしたという感じです。 作劇としては、とても良くできていると思います。 この後、どうなっていくかは、ちょっと不安ですが...... 重い自転車に体が馴れている人間が、軽い自転車にすぐに対応できるのか? とか、色々あるので。
弱虫ペダル(26)
謎です。これまでなら、真波がどういうモノを背負っているのかを描かれるはずなんですが、ほとのどありません。描かれているのは、箱根学園に入ってからのばかりです。次巻まで、引っ張る気のようです。残り500メートルで、次巻に譲りますが、真波山岳の過去編になりそうな不安が......。次で、決着するんでしょうか? とても不安です。
弱虫ペダル(24)
御堂筋VS真波の始まりです。そこで、御堂筋くんの目から見た真波の姿が描かれていきます。御堂筋くん自身も、2日目までの御堂筋くんから変わっているんですが、御堂筋くんと真波の本質が一緒なのが、怖いです。途中から、坂道が加わりますが......
弱虫ペダル(25)
御堂筋くんと今泉の戦いに決着がつく時が来ました。そうは言っても、このIHの中でのですが、作中、対人関係の変化で、呼び方が変わるんですが、京都伏見の場合、3日目の初めに、それが訪れます。チーム内の呼び方が、御堂筋くんが入部前のモノに戻っています。それは、御堂筋くんの中でも同じで、石垣に呼び捨てをされても、気にしなくなっています。いろいろな場面で、同じことが見られます。荒北と坂道の場合が顕著ですが、この本では、御堂筋くんの成長という形で、綴られていきます。
弱虫ペダル(6)
表紙でわかるように、真波山岳が出てきます。荒北にそそのかされて、巻島の偵察に行くのですが、そこでの、坂道との再会が物語を大きく動かしていきます。後半は、IH出場を巡っての、2年生との戦いになるのですが、ここで坂道にとって、重要な人物が登場します。作者の作劇の特徴かと思うんですが、この本では、この先の流れを変える伏線が、いくつか提示されてるので、濃い1冊になっています。