熾烈極める太平洋戦争後半。
4巻のレビューで前述いたしましたが、週刊誌の連載ものの漫画の続きを待ちきれない様な流れで続くと思います。如何せん、軍からはぐれた水木さんがどのような経緯を経て生き残ったかという観点においては気になってしょうがないw
この巻は、物量不足・兵力不足・食糧不足と三重苦・四重苦とも続くラバウルの当時の現状が克明に書かれておりますが、本当に生き残れたとが奇跡としか思えませんでした。
前半では的から前後挟みうちに遭遇し、崖にしがみついて回避。執拗なく原住民から追い回され、一昼夜海を泳ぎ続けるといった常人では到底想像できない経験をされるわけですが、もうこの辺りはひやひやものでとんでもなくスリリングな展開です。
ただ、ご本人の体験談は余り悲壮感を漂わされて描写されていない所為か、不謹慎にもコミカルで笑ってしまう場面もありましたが・・・。
尚、ネタバレになりますが、この巻の最後の方で、とうとう左腕を失われます。。。
内容的には、他書である「私はゲゲゲ」「総員玉砕せよ!」「敗走記」とかぶるところは多々あるのですが、「昭和史」はかなり活字が多く説明も詳細ですから、上記3作品よりも戦争時代の自伝はこちらの方が詳細に描かれているかもしれません。
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