持っておくべき本

35年ぶりぐらいに通読してみました。 すき間時間を利用して読みましたが、 一通り読むのに2週間ぐらいかかりました。 今は読めないところがほとんどないにも かかわらず、2週間かかったということは、 以前は相当苦労して読んだだろうと思います。 今回は、味わえる英文を少し読んでみたかったのと、 はるか昔に大学受験を終えたものとして、 高校生諸君になにか助言できることがあるのでは ないかと思って読み返してみたのですが、 主な気づいた点は以下の3点です。 1. 確かに名文が多いです。英語としての名文は もちろん、Russell や A. Huxley など、内容的にも 味読できる文章が載せられていますので、 高校生諸君なら大いに知的刺激が得られるでしょう。 2. 載せられている文章に出てくる単語、言い回しは、 大学受験、あるいはその後のある程度実用レベルの 英語の習得のために、ほとんど必須というべきものです。 高校1年生ぐらいですと、いきなりこの本にとりつくのは かなりハードルが高いかも知れませんが、高校3年終了までには ぜひとも読めるようになっていなければならない本と 覚悟して、折に触れてこの本を繰り返すとよいと思います。 3. ところどころに、間違いや怪しいところはちらほら あります。特に訳文。著者訳を読んでも、意味がよくわからない ところがあります。そういうところはたいてい間違いと 思っていいでしょう。自分で適訳をつけると力になります。 英文にも少し怪しいところはありそうです。 総じて、ロングセラーだけあって、とてもよい参考書だと 思います。注意点は、時間をかけすぎないことです。 こればかりやっていると、ほかのことができなくなりますので、 やさしい文法書を1~2冊やって大まかな文法を 頭に入れ、構文の問題集で知識を増やしながら、 気に入った英和辞典とOALD(オックスフォード現代英々辞典)を 使い、時々楽しみながらこの本に挑戦する、そして 1つ読み取れるようになったら音読を繰り返して また楽しむ、というような、1粒で何度もおいしい、 というような使い方をするのがよいのではないでしょうか。