このところ色々とある日中関係ですが、実は中国のお家の事情が中国政府の行動の裏にあることが分かります。 相手を知り、己を知ることが外交では大事なのでしょう。 中国の内情をよく知る必要があります。 そのための第一歩としては、この本には大量の情報が載っていて、様々な意味で感動的な本です。 新聞なども、このぐらい濃い情報を書いてほしいですね。
人類はどういう世界を生きてきたのか、いま我々は どういう時代を生きているのか、 その中で我々は何を考え、どう生きたらいいのか、 というテーマについて、 非常に明瞭な思考と美しい文章で書き綴られた本です。 高校生でも読めないことはないでしょうが、 この本のよさを最も享受できるのは、社会に出て 数年~数十年経った大人、次に大学生、次に高校生、 の順になるのではないでしょうか。 数千冊を渉猟してもなかなかお目にかかれない、 価値ある名著だと思います。 いわゆる、存在論とか認識論については ほとんど書いてありませんが、職業哲学者を目指す人など、 特殊な人でない限り、それは必要ないでしょう。
私が英文法を学んでいたのは、1970年代半ばになりますが、 その頃は 江川泰一郎『英文法解説』、高梨健吉『総解英文法』 あたりがよく使われるものだったと思います。 それらと比べてこの『実践ロイヤル』の格段にいいところといえば、 まず英文が非常にわかりやすく、頭にイメージをつくりやすいということです。 上に挙げた2書は、何でも載っているという安心感はあるのですが、 例として挙げられている英文に、そこで説明されるべき文法事項とは関わりのない、 やけに難しい、文語的な単語や言い回しが使ってあったりして、 肝心の当該文法事項の理解を妨げるところがありました(特に前者)。 その点、この『実践ロイヤル』の英文は、用いられる単語がごく普通に 使われているものですし、言い回しも日常的に(会話でも)使って何ら違和感の ないものばかりだと思います。 いろいろな使い方ができそうな参考書ですが、特記すべき事としては、 「英作文のための暗記用例文300」という別冊がついています。 ここに載せられている和文を見て、瞬間的に英文に訳す、という訓練をすると いいと思います。正解の英文は簡単なものばかりですが、瞬間和文英訳は、 きっとよい頭の体操になりますよ。それから、全部本当に暗記するに 値する英文ばかりであることも付け加えておきます。 昔はよく、駿台文庫の『基本英文700選』や、『和文英訳の修行』の 英文の暗記が、「合格体験記」などで、(見栄で)推奨されていましたが、 あれらの英文を暗記しても、安心して使える場はあまりないと思います。 ところが、この「英作文のための暗記用例文300」は、全然違います。 1文が短いだけに、応用範囲も広いです。活用して損はないでしょう。 それから本文の方ですが、通読するのが大変ならば、載せられている 英文を片端から読んで瞬間和訳してみるとか、和文を読んで瞬間英訳するとか、 あるいは章末の確認問題からやってみるのもいいのではないでしょうか。 確認問題にも、(英文を読み慣れた人にとっても)なかなかニクイ問題がありますよ。 以上、主として、時間のない高校生や大学受験生のために書きました。 労多くして益少ない参考書もたくさんありますが、この本は、やっただけのことは 期待できそうです。よい教材を選び、楽しく勉強して豊かな人生を過ごして下さい。
35年ぶりぐらいに通読してみました。 すき間時間を利用して読みましたが、 一通り読むのに2週間ぐらいかかりました。 今は読めないところがほとんどないにも かかわらず、2週間かかったということは、 以前は相当苦労して読んだだろうと思います。 今回は、味わえる英文を少し読んでみたかったのと、 はるか昔に大学受験を終えたものとして、 高校生諸君になにか助言できることがあるのでは ないかと思って読み返してみたのですが、 主な気づいた点は以下の3点です。 1. 確かに名文が多いです。英語としての名文は もちろん、Russell や A. Huxley など、内容的にも 味読できる文章が載せられていますので、 高校生諸君なら大いに知的刺激が得られるでしょう。 2. 載せられている文章に出てくる単語、言い回しは、 大学受験、あるいはその後のある程度実用レベルの 英語の習得のために、ほとんど必須というべきものです。 高校1年生ぐらいですと、いきなりこの本にとりつくのは かなりハードルが高いかも知れませんが、高校3年終了までには ぜひとも読めるようになっていなければならない本と 覚悟して、折に触れてこの本を繰り返すとよいと思います。 3. ところどころに、間違いや怪しいところはちらほら あります。特に訳文。著者訳を読んでも、意味がよくわからない ところがあります。そういうところはたいてい間違いと 思っていいでしょう。自分で適訳をつけると力になります。 英文にも少し怪しいところはありそうです。 総じて、ロングセラーだけあって、とてもよい参考書だと 思います。注意点は、時間をかけすぎないことです。 こればかりやっていると、ほかのことができなくなりますので、 やさしい文法書を1~2冊やって大まかな文法を 頭に入れ、構文の問題集で知識を増やしながら、 気に入った英和辞典とOALD(オックスフォード現代英々辞典)を 使い、時々楽しみながらこの本に挑戦する、そして 1つ読み取れるようになったら音読を繰り返して また楽しむ、というような、1粒で何度もおいしい、 というような使い方をするのがよいのではないでしょうか。
35年以上前に読んだ時は、この本のよさがわかりませんでした。 全編で強調されているのは、西洋の考え方と、禅の考え方の違いだと思います。禅をつかまえなければ、結局大拙師の言っていることはわからないのだろうと思いますが、禅をつかまえるために、とりつきやすい、読みやすく書かれた本だと思います。
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そうだったのか! 中国
このところ色々とある日中関係ですが、実は中国のお家の事情が中国政府の行動の裏にあることが分かります。 相手を知り、己を知ることが外交では大事なのでしょう。 中国の内情をよく知る必要があります。 そのための第一歩としては、この本には大量の情報が載っていて、様々な意味で感動的な本です。 新聞なども、このぐらい濃い情報を書いてほしいですね。
高校生のための哲学入門
人類はどういう世界を生きてきたのか、いま我々は どういう時代を生きているのか、 その中で我々は何を考え、どう生きたらいいのか、 というテーマについて、 非常に明瞭な思考と美しい文章で書き綴られた本です。 高校生でも読めないことはないでしょうが、 この本のよさを最も享受できるのは、社会に出て 数年~数十年経った大人、次に大学生、次に高校生、 の順になるのではないでしょうか。 数千冊を渉猟してもなかなかお目にかかれない、 価値ある名著だと思います。 いわゆる、存在論とか認識論については ほとんど書いてありませんが、職業哲学者を目指す人など、 特殊な人でない限り、それは必要ないでしょう。
表現のための実践ロイヤル英文法
私が英文法を学んでいたのは、1970年代半ばになりますが、 その頃は 江川泰一郎『英文法解説』、高梨健吉『総解英文法』 あたりがよく使われるものだったと思います。 それらと比べてこの『実践ロイヤル』の格段にいいところといえば、 まず英文が非常にわかりやすく、頭にイメージをつくりやすいということです。 上に挙げた2書は、何でも載っているという安心感はあるのですが、 例として挙げられている英文に、そこで説明されるべき文法事項とは関わりのない、 やけに難しい、文語的な単語や言い回しが使ってあったりして、 肝心の当該文法事項の理解を妨げるところがありました(特に前者)。 その点、この『実践ロイヤル』の英文は、用いられる単語がごく普通に 使われているものですし、言い回しも日常的に(会話でも)使って何ら違和感の ないものばかりだと思います。 いろいろな使い方ができそうな参考書ですが、特記すべき事としては、 「英作文のための暗記用例文300」という別冊がついています。 ここに載せられている和文を見て、瞬間的に英文に訳す、という訓練をすると いいと思います。正解の英文は簡単なものばかりですが、瞬間和文英訳は、 きっとよい頭の体操になりますよ。それから、全部本当に暗記するに 値する英文ばかりであることも付け加えておきます。 昔はよく、駿台文庫の『基本英文700選』や、『和文英訳の修行』の 英文の暗記が、「合格体験記」などで、(見栄で)推奨されていましたが、 あれらの英文を暗記しても、安心して使える場はあまりないと思います。 ところが、この「英作文のための暗記用例文300」は、全然違います。 1文が短いだけに、応用範囲も広いです。活用して損はないでしょう。 それから本文の方ですが、通読するのが大変ならば、載せられている 英文を片端から読んで瞬間和訳してみるとか、和文を読んで瞬間英訳するとか、 あるいは章末の確認問題からやってみるのもいいのではないでしょうか。 確認問題にも、(英文を読み慣れた人にとっても)なかなかニクイ問題がありますよ。 以上、主として、時間のない高校生や大学受験生のために書きました。 労多くして益少ない参考書もたくさんありますが、この本は、やっただけのことは 期待できそうです。よい教材を選び、楽しく勉強して豊かな人生を過ごして下さい。
英文標準問題精講新装改訂版
35年ぶりぐらいに通読してみました。 すき間時間を利用して読みましたが、 一通り読むのに2週間ぐらいかかりました。 今は読めないところがほとんどないにも かかわらず、2週間かかったということは、 以前は相当苦労して読んだだろうと思います。 今回は、味わえる英文を少し読んでみたかったのと、 はるか昔に大学受験を終えたものとして、 高校生諸君になにか助言できることがあるのでは ないかと思って読み返してみたのですが、 主な気づいた点は以下の3点です。 1. 確かに名文が多いです。英語としての名文は もちろん、Russell や A. Huxley など、内容的にも 味読できる文章が載せられていますので、 高校生諸君なら大いに知的刺激が得られるでしょう。 2. 載せられている文章に出てくる単語、言い回しは、 大学受験、あるいはその後のある程度実用レベルの 英語の習得のために、ほとんど必須というべきものです。 高校1年生ぐらいですと、いきなりこの本にとりつくのは かなりハードルが高いかも知れませんが、高校3年終了までには ぜひとも読めるようになっていなければならない本と 覚悟して、折に触れてこの本を繰り返すとよいと思います。 3. ところどころに、間違いや怪しいところはちらほら あります。特に訳文。著者訳を読んでも、意味がよくわからない ところがあります。そういうところはたいてい間違いと 思っていいでしょう。自分で適訳をつけると力になります。 英文にも少し怪しいところはありそうです。 総じて、ロングセラーだけあって、とてもよい参考書だと 思います。注意点は、時間をかけすぎないことです。 こればかりやっていると、ほかのことができなくなりますので、 やさしい文法書を1~2冊やって大まかな文法を 頭に入れ、構文の問題集で知識を増やしながら、 気に入った英和辞典とOALD(オックスフォード現代英々辞典)を 使い、時々楽しみながらこの本に挑戦する、そして 1つ読み取れるようになったら音読を繰り返して また楽しむ、というような、1粒で何度もおいしい、 というような使い方をするのがよいのではないでしょうか。
禅と日本文化
35年以上前に読んだ時は、この本のよさがわかりませんでした。 全編で強調されているのは、西洋の考え方と、禅の考え方の違いだと思います。禅をつかまえなければ、結局大拙師の言っていることはわからないのだろうと思いますが、禅をつかまえるために、とりつきやすい、読みやすく書かれた本だと思います。