この作品を最初に観たのが97年の恵比寿ガーデンシネマだった。大学卒業してすぐのこと。夢破れて九州の実家に帰っていた私に大きな衝撃を与えた。もう一度上京したとき、ロングラン上映を続けていたため2度目を堪能した。そのときは、残酷な人生に立ち向かうストーリーには、あのスタイリッシュで美しい人物、建物、海、音楽が不可欠だということまでは思いが至らなかったが、マイケル・ナイマンの曲だったこと、あの建物がフランク・ロイド・ライトによるマリン郡庁舎であること、離婚してしまったけれど、この作品によりイーサン・ホークとユマ・サーマンが結婚したこと。小学生の頃テレビで観ていた、エアーウルフに出演していた故アーネスト・ボーグナインが出ていることも私にはツボである。 そして、一旦は惜しまれつつ閉館した恵比寿ガーデンシネマが今はまた映画ファンに愛される名所であることなど、感慨深い。 サントラCD、パンフレット、VHSなども購入したが、VHSは誰に貸したか無くしてしまった。当時は1万円を超えてそれでも嬉しくて購入したが、こんな名作が千円台で購入できる。 そんなに遠くない未来、が今、本当に現実のものとなりつつあるが、人間の本質、魂の輝きはそれに値するのか考えさせられる。