デジタルマネーの未来が見える一冊

世界中でお金のデジタル化について議論はなされているが、まだまだ混沌とした状態の中にありその定義や意義についても不明瞭な部分がある。 だからこそ、日本がリーダーシップを取れる可能性のある分野である事が本著では書かれている。 テクノロジー、IT分野ではGAFAやBATHの後塵を拝する日本のテック企業だか、過去は日本が世界のNo.1であった時代があり、お金のデジタル化においてもSuicaやオサイフケータイなどに使われるFeliCaの技術で世界初のモバイル決済を可能にしておりその当時に培った技術力は生きている。 日本のテックでの敗戦の理由の一つは、ルール形成の大切さを見誤り、欧米に主導権を握られたためであり、日本がリーダーシップを取ってルールを形成する大切さについても述べられている。 また、お金のデジタル化においてもっとも大切な事はセキュリティと述べられているが、それはハッキングされないという事だけでない。 現在、デジタル化によるIT監視社会への根強い警戒感があるが、セキュリティとは個人情報が個人の意志に反して公開、利用されることの無いように誰に対しても情報を個人が守れる事であり、その解決策についても記載されており、そのような不安も取り除かれていく。 デジタルマネーを軸に日本がもう一度世界でNo.1になる道筋を示す一冊である。