デジタルマネー戦争 「2030年、日本が世界のナンバーワンに返り咲く日」 実は、この著作にはもう一つ小さく「決断力と行動力が未来を変える」というサブタイトルが書かれている。デジタルマネー戦争に勝つためには、エンドユーザー目線を持つことと、10年・20年後に実現したい社会、日本の姿について将来を見据えたビジョン描くことに加え、出遅れたデジタルマネー戦争で生き残るためには、4S、すなわちシナリオ思考、スピード、セキュリテイ、サイエンスの、Sで始まる4つがキーワードであると判り易く説明している。この観点・発想が乏しいことが、長年の停滞を招来している原因であるという。私は、政府のコロナウイルス、特にオミクロン株に対して、場当たり的な対応ではなく科学的思考を導入すべきと思うし、真鍋淑郎博士の「気象学」が、ノーベル物理学賞受賞と発表したノーベル財団選考委員の発言でも触れていたように、ノーベル賞を受賞するまで日本のマスコミが全く取り上げないという、日本全体の負け癖の本質を本書は言い当てていると思う。世界で通用する日本になるためには、ビジネスをモノやサービスの提供と考えるのではなく、事実やデータを基に決断し、速やかに行動に移すことが肝要という。是非、岸田総理をはじめとした日本のリーダー、将来のリーダーにお読み頂きたい、日本再生の処方箋である。