三部作の第二巻である。第一巻がすこぶる気に入ったので、早速、二巻、三巻をゲットした。 これまた、なかなかの良書であった。 とりわけ新人副官ティサルワットをAI側の視点から見守り描写することで、人格を持ったAIが、「いかなる存在」であるか、が浮き彫りになる。 だが、振り返らない。同情は不要。人間であった体にAIの思考を上書きされた時点で、以前、その身体を占めていた「にんげん」は死に新しい意識体として生をまっとうする。そもそもプログラミングされたものとはいえ、その全身全霊をこめた献身は当然のものではない、心から敬意を表すべきものであろう。